2011年07月23日

大阪拘置所は、ガン患者を懲罰にかけるのか! それも、初公判で傍聴に来た人にひとこと応えただけで!

7月20日、4・5釜ヶ崎大弾圧の初公判が行われ、その後すぐに統一弁護団は4人の保釈申請を出した。大阪地裁は、保釈を決定した。しかし大阪地検は抗告し、高裁の決定を待っている段階だが、高裁は22日の夕刻、保釈の可否の決定は25日の月曜日以降になると連絡してきた。

7月22日、日本人民委員会に南美穂子から手紙が届いた。そこで、大阪拘置所の刑務官による許しがたい人権侵害、憲法に保障された「裁判を受ける権利」が侵害されている事実が明らかになった。以下、南美穂子からの手紙を公表します。ただし個人名はすべて伏せます。


前略、事務所のみなさん!

昨日は本当にたくさんの皆さんに傍聴ありがとうございました。
「傍聴席に合図を送るな!」と刑務官がうるさいので、意見陳述した後、少しだけしか傍聴席を見ることができませんでしたが、ふるさとの家の皆さんや医療連の皆さん、支援団体の人々や釜の皆のとりわけ事務所の皆さんの顔を見ることができ、大いに勇気と元気をいただきました。暑い中、忙しい中、本当にありがとうございました。
 私の意見陳述はどうでしたでしょうか?
 住民票闘争でがんばった釜のおっちゃんのオールスター、〇〇さんや〇〇君、〇〇さん、〇〇さん、〇〇さんや〇〇さんのことを書いて、口頭では名前も出して喜んでもらおうと思っていたのですが皆さん来られてましたか?
 (〇〇さんの顔はバッチリ見えましたけど)おっちゃん達に喜んでもらうと同時に、大阪市が十把一からげにして「テメエラ人間じゃない」と切り捨てた人達は、こんな素晴らしい人達だったんだということを伝えたかったのですが、伝わったでしょうか?ちょっと上がってましたし・・・・。
私の意見書は〇〇先生がひかえを〇〇さんに渡すことになっているので、「いいぶん」に使うならもらって下さい。
他の人の意見陳述はとても良かったと思います。
大谷さんの「もしあの場にキリストがいたら一緒に投票場へ行っていたと思う」という陳述を聞いて、キリストと私らとキング牧師や板垣退助らが萩の茶屋投票所に行く様子を想像して楽しい気持ちになりました。
阪口君の陳述は、以前から住民票と選挙権の海外での状況をよく調べていたので、住居がなくても選挙させなくてはならない人権条約を紹介し、住民票と選挙権をリンクさせることに限界がありそれを解決している国があることを紹介したのはよかったと思います。
そして仮投票に言及し、今回私らの被害者と言われている投票管理者が仮投票の作業を今までしていなかったのを暴露したのはよかったと思います。
レオ君の陳述は、長居公園の2006年の時の撤去の際に大阪市がやらせ苦情を近くの幼稚園の園長に頼んでいたことを暴露して大阪市の野宿者に対する基本的な差別を暴露して良かったと深くうなずきました。その後自分が釜から仕事に行った時の生産労働の喜びと誇りを語り、野営闘争の時に釜のおっちゃんが「市役所建てたんおれたちや」とスクラムを組んで市役所に入れさせないようにしていた役人の前で叫んだのは、決して威嚇の叫びではなく心の叫びであることを裁判長に迫ったのは、胸が熱くなりました。
私達の陳述に裁判長は、「その場におったのか」「手を出したのか」とばかり聞いてきました。これでは保釈も無理かもしれませんね。
しかし、検事が出した冒頭陳述はうそ、でたらめばっかりでびっくりしました。
2007年までさかのぼって、山橋が投票所であばれた。あばれて投票所を困らすのは楽しいとアピールしていたと書いていました。
2007年4月8日の統一地方選挙で〇〇さんに付き添っていた時のことまで「開票時間を遅らせるために遅く行った」とか何とか書いてありました。
あの時、開票時間が遅れたのは、大阪市が〇〇さんに「投票させる」と言いながら住民票の異動届ばかりをおしつけ、なぜ先に投票させないのか理由も言わず、仮投票さえさせなかったから時間が遅れたんです。見守っていた私のせいにするとは卑劣きわまりなく許せません。
しかし、医療連の名称をまちがえたり、阪口君の名をまちがえてくるくせに、山橋、山橋と何回も書いてあり、私だけは有罪にしたいのがバレバレでした。

昨日の裁判で報告したいことがあります。

昨日、拘置所に帰るなり、刑務官に、「傍聴に来た人に声を出してしゃべった不正連絡で調査する」と調査を言い渡されました。
調査というのは警察の調べみたいなことをして、後に懲罰委員会にかけられ懲罰になるということです。
裁判に行く前、いっしょに行った刑務官に、傍聴に来た人に声をかけられても合図を送るな、しゃべるな、調査の対象になると言われていました。
法廷に皆が入って来て、私の病気のこともあるので「南さんがんばって!」と声をかけてくれましたができるだけそちらを見ないようにしていました。刑務官は裁判中じっと私の顔を見つづけ、表情で合図しないか監視し続けていました。この裁判は私の思想信条や、人生のかかった大切な裁判です。裁判に集中しなければならないのに刑務官に横で乗り出して顔を見られることは、すごく精神的な圧迫と苦痛を受け100%裁判に集中することができませんでした。
休憩の時も色々な人が声をかけてくるので「刑務官に怒られるから」「懲罰になるから」と返事せずにいました。
裁判が終ってまたたくさんの人が声をかけてきました。暑い中仕事を休んだりぬけてきた人達が私の病気を心配して柵ごしに「南さん大丈夫」「がんばって」と声をかけてきましたが、前を向いていました。するとそういう人が柵のところにいっぱいになってきました。中には〇の「おかあさん、がんばって!」という涙声もありました。私はその人達が早く部屋を出られるように、「がんばって」という声にそちらの方をむかず、一声だけ「OK」と言いました。
そして控室に帰って裁判のことを思い返していると刑務官が来て、「声を出したらあかんと言ったよね」と言ってきました。私は一回目の裁判で大切な意見陳述を終え、思い返して反省している時にそんなことを言ってくるので「調査するならしかたないね」と言いました。
拘置所の刑務官は規則を守らせることが仕事かもしれませんが、裁判に集中できないようなこの刑務官のやり方、つねに無表情でいるように監視して圧迫するやり方は、憲法に保障された「裁判を受ける権利」を侵害していると思います。
もし懲罰になったら手紙を出せないのでとりあえず昨日の報告と「調査」のこと連絡します。

2011年7月21日 南美穂子



以上のような手紙を受けとり、すぐに弁護士事務所に対応をお願いしましたが、時間が遅く、22日は接見ができませんでした。拘置所は、土日は弁護士も接見できないそうです。そこで、激励のハガキを本人に送って下さるとうれしいです。本人に届くのは月曜日以降でしょうが、拘置所へ届けば、拘置所への抗議になります。他の3人にも同じようなイジメが行われていないか心配です。対応できる方、対応をお願いします。
◇ハガキの送付先
〒534−8585
大阪市都島区友渕町1−2−5  山橋美穂子 (南美穂子と書いても届きませんので注意)
他、3人の名前 大谷隆夫 / 佐藤零郎 / 阪口浩一
posted by 4・5釜ヶ崎大弾圧救援会 at 20:35| Comment(0) | 声明 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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